さくらロード

「沙羅…もしかして、彼氏とか…できた?」

そっと沙羅に小声で聞いてみた。

「な、なんでわかるの…!」

「だって沙羅、すごく幸せそうなんだもん」

沙羅は慌てて赤くなった顔を両手で隠す。

こういうところが初々しいというか、少女っぽいというか。沙羅の可愛いところだ。

「お相手はもちろん…生徒会長、なんでしょ?」

「…っ」

図星を突かれ、沙羅は更に顔を真っ赤にした。

ああもう、可愛い。友達でよかった。

「で、でもっ、遠野会長とはまだそんなにデ、デートとか…してないから…」

「うんうん、わかってるよ」

私はしどろもどろになる沙羅の様子を微笑ましく見ていた。