さくらロード

さらっと決めてしまうのが潤の怖いところだったりする。

彼はこんな性格でありながらも、先生や生徒からの人望も厚く、頭もそこそこいい。

そんな何でも簡単にやってのけてしまう幼馴染が、なんだか時々羨ましくなる。

「では芹永くん、学園祭の指揮を取ってもらっていいですか?」

「えーどうしよっかなあ」

潤は目を細めながら意地悪そうに言う。

「委員長が手伝ってくれるならやるよ?」

「私が…?」

びっくりしてとても変な声をあげてしまった。

「委員長が色々手伝ってくれるなら、俺も頑張るよ」

その時の表情は何故か切なそうで、どこか物悲しい雰囲気を感じた。