「なんでみんなこんなに嬉しそうに学校来てるの… 俺は家で寝てたい」 「そんなこと言わずにあと少しの高校生楽しもうよ」 「んー」 わたしの問いかけを適当に流し、大きなあくびをしながら体育館に向かった。 なんだかんだ、成田はわたしに構ってきてくれる。 今もこうして、隣を歩いて体育館に移動できることが嬉しい。 けれど、