「はぁ?悪魔?」

つい思ったことを口に出してしまった。

でも、そんな反応は慣れっこと言った感じで、そいつは言葉を続けた。

「パラレルワールドって知ってる?君はそこから来たんだよ。」

「ワケわかんない。」
「だよね。一般人はそう言う。じゃ、見た方が早い。」

そう言うと、私の腕をぐいっとつかみ、いつからあったのか、目の前のドアに入っていった。