嘘と逃避とオモイデ

私はその日、学校を休もうとした。

でもここで休んだらなんだか負けたような気がするから意地でも学校に行くことを決めた。

重い足を引きずり、教室に着く。
扉をガラリと開けると、私の目の前が真っ暗になった。

『悲報、谷川フラれる。』

黒板に大きくそう書いてあった。
私は足に力が入らなくなり、机に手をついて体を支える。

みんながニヤニヤとこっちを向いて笑う。

その悪魔のような笑いかたに私は耐えることが出来ず、教室を飛び出した。