思いは海の底に沈む【完】

帰るとだんが座布団の上で丸まっていた


『だん。ただいま~』




だんの側に寄って寝顔を眺める

バレないようにそっと撫でたら逃げてった


『…』

「湊?」

『わぁあ!!柊さん帰ってたの!?』






慌ててソファーの影に隠れる

「湊こそ…。私のせいですか?」

『何が?』

「演技が嫌いになったのは私が湊に変に寄ったからですか?」

『違うよ!』




立ち上がると必然的に柊さんと目が合う

とても逸らしたいけど、もう逃げない



『時間ある?俺の話をしないと気持ちが伝えられないから』