思いは海の底に沈む【完】

柊さんとは気まづいけどだんと遊ぶのは楽しかった



仕事も順調に減って暇が出来た





時間もあるので乙羽さんのお店に寄ることにした




「湊くん!どうしたの?」

『いや、なんとなく。あ!この前はごめんなさい』

「ううん。何かあった?もう、限界って顔してるよ?」

『そうですか…。乙羽さんに伝えたい事があって』

「何?」

『絶対に柊さんや蓮さんと離れないでください。もしかして顔が割れてたら狙われるかも』

「え?」

『今は大丈夫です。でももしそんなことがあったらごめんなさい』

「湊くん…」






はぁ。本当何しにきたんだろ。

暇だとなろくな事しないな。





外に出ようと扉に手をかける






「もう帰っちゃうの?」

『前に乙羽さん、恋をして変わったって言いましたよね?』

「え?えぇ…」

『恋をしたら本当に変われるんですね』

「え…」

『でも、俺には叶わないから…』

「…それは本当に叶わないことなの?」





乙羽さんが手を握ってくれた





『だって、俺は悪いことしてきたから』

「そんなの、悪いことをしてこない人なんていないでしょう?」

『でも、怖い』

「怖がっていたら何も叶わないわ」

『…』


何とも言えない…。
無言でお店を後にした