思いは海の底に沈む【完】

美代子さんの落ち着いてきた日に美代子さんの病室に行った








『本当の事言って。この前バットを持ってたのは美代子さん?』

お願い、答えて。違うと言って








「湊。私はね、トイレに行く時は呼ばないと出してもらえないのよ」

『え?』

「私には今も自由はないのよ。あなたは自由に生きているのに」

『美代子さん、何の話?』

「これからもずっとこの調子なんだわ」

『違うよ。カウンセリングの先生何て言った?絶対良くなるって言ったよね。こんなパターンはよく見ているって
だから安心してよ』

「全部、湊を唆した人達のせいよ。私が何をしたと言うの?」

『…美代子さん、また来るね』





美代子さんはぶつぶつと何か言っている。
この光景にゾッとした