思いは海の底に沈む【完】

扉を開けようとすると勝手に扉が開いた

白石さんの仲間!?





「湊!!何をやってるんですか!?」

『ぁ…』



出てきた人は柊さんだったどっちにしてもやばい…
ここで意識を手放す訳にはいかない


バレたら終わりだ。



「湊、血が…」

『じぶんで手当てするからよらないで…!』

「何言ってるんですか!!」

『だって…病院…つれてくでしょ』

「…」




柊さんはシーツを千切り服の上から包帯のように巻き付けて

俺を抱き抱えた




「医師免許なら持ってます。手当てなら私がしましょう。
それに軽傷なら緑川でも出来ます」

『…じゃあ、緑川さんに……』








俺は今度こそ意識を手放してしまった

目が覚めたら何もかもお終いかもしれない…。