思いは海の底に沈む【完】

「湊君、本当にありがとう」

『いいえ、俺の癖なんですよね~。マネにはいつも注意されてて』

「湊君、この後私の部屋に来ない…?」



手を握られて口説かれる




『ごめんなさい。俺、好きな人がいるんです』

「…誰?芸能界の人?」

『いいえ!幼い頃から一緒にいる方です』

「そう…」




気まずくなってコーヒーを飲む
すっかり温くなっていたので飲みやすかった





飲んでる最中視界は揺れる
起き上がろうとするが体が重く動けない
心拍数が上がり息が苦しい



え。何か、混ぜられてた_____?









「湊君、部屋に来てくれるよね?」

『っ…。やめてください…』

「ふふっ湊君、体火照ってるよ?冷やしてあげようね」



必死にもがくが敵わず


店員に抱き上げられる





みんなグルだったか…。