練習が終わると白石さんに呼ばれた


「よかったら役作りのお手伝い、させてくれない?」

『良いんですか?ありがとうございます。先輩』

「麻衣子が抜けてるわよ」




俺達は近くのカフェに移動した

白石さんほどの売れっ子女優だと貸し切りにもできる
無論、俺と白石さんの二人だけだ






「この話、どう見ても友男は麻衣子の事好きよね」

『え。やっぱりそうですか?』

「殺人鬼がやることなんて限られてるでしょ?何か意味があるに決まってるわ」

『…。俺、それじゃしっくり来ないって言うか…』




役の話は妄想を膨らますために重要な事だが本当に楽しい