大学についた途端、雨が降り出した。

傘は持ってなかった。

濡れずに済んだ...


だけど、心は…ずっと濡れているようだ。


窓の外を見て、昨日の姉さんとのこと、思い出していた。

楽しい時間だったはずなのに、その思い出さえも、苦しい。


僕って、こんな人間だったんだ...


自分の中に、こんなにも弱い自分がいることを、今は、痛感している。


早く...


雨が上がらないかな。