その相手とは、俺の好きな人でもある、唯香だった。 もともと女が苦手な俺は、最初はまったく唯香にも興味がなかった。 ただ、出席番号がひとつ前であり、席も前である顔の整った女。 それぐらいの気持ちだった。 他の男たちは『美人だ』『笑うとかわいい』と言うが、俺には別にそんな感情を抱くことすらなかった。 美人だろうが、かわいいだろうが、俺には関係ない。 必要以上に感じる、女からの視線に飽き飽きしていた。 唯香に対しての気持ちが変わったのは、図書委員になった時。