「全然、むしろ大歓迎。 もっと俺でいっぱいになればいい」 「……バカ、もうなってる」 頭の中、健斗でいっぱいだ。 「じゃあまだ足りねぇな」 それなのに、健斗はこれ以上を求めてくる。 絶対どれだけ私が健斗のことを好きかって、きっとわかっていない。 そうこうしているうちに、バイト先のカフェに着いてしまって。 3日前に色々手続きをしにこのカフェに来たから、店に来るのは今日で3回目になる。 先に健斗が入り、後に私が続く。