私と過ごすのが贅沢って……。

やっぱり勘違いじゃないのかなって、自惚れてしまう自分がいた。


うん、私も贅沢な時間だって思う。

土曜日も、今日も明日も。
健斗との時間ばかりが増えて、贅沢な自分。


それなのに、まだ欲張りだから。
これだけじゃ足りないって思ってしまう。



それくらい、好き。

この想い、届いてほしい……けれど。
まだためらってしまう自分がいて。


好き。

そう伝えたら、その次はどうなるの?って。


そう簡単に壊したくない関係だからこそ、こうも臆病になる。


今日もまた、私は何も言えないまま……ただ、好きという気持ちだけが増していった。