*
放課後。
健斗と私は一緒に、彼のバイト先へと向かう。
そのカフェは健斗の帰り道にあるらしく、民間経営の小さなカフェのようだった。
「ほら、あそこ」
10分ほど歩いて見えてきたのは、一戸建ての家の一階がカフェとなっているお店だった。
看板が立っており、外装もオシャレなもので。
扉を開けると音が鳴り、中にいるオーナーらしき人が反応してこちらを向いた。
「いらっしゃ……」
かと思えば、私たちを見て固まってしまう。
「じゃあ、座って待ってて」
健斗はそんなオーナーを無視して、私を中へと案内した。
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