カリカリのトースターと、カフェオレ。半熟のゆで卵にマヨネーズ。そしてサラダ。
それが私達の朝ごはん。2人とも朝が弱いから自然と簡単なメニューになってしまうのはご愛嬌。
換気のために開けた窓からは気持ちいい朝の風が舞い込んでくる。お気に入りの白いレースカーテンが天使の羽の様にばさっとはためく。
「そろそろ起こさないと、、。」
ねぼすけな彼とはもうかれこれ2年ほど一緒に住んでいる。お互い似た者同士なのか、特に決まりなども作らず緩やかに暮らしている。
「でも、たまには自分で起きてくれてもいいんだけどなぁ。」
まぁ、こうやって起こすのも私の朝のルーティーンみたいなものだし悪くは無いんだけどね。
なんて考えてるうちに2人の寝室についた。入ると布団に埋まる様にして彼が眠っている。
(苦しくないのかな、、?)
いつもの事なのでスルーして体を揺する。