俺の恋人曰く、幸せな家庭は優しさと思いやりでできている「上」

そして、私を優しく抱きしめた。

「たしかにロビンは俺の幼なじみだし、お前より五センチは背が低い。お前より強いのも事実だ……。でも俺は……」

リーバスはまっすぐ見つめる。その目には、強い熱を帯びていた。

「俺は…お前のことが好きなんだ。愛してる」

そう言って私にキスをする…。優しいキス。こんなので怒りが飛んじゃうって、私は甘いのかな?でも、今まで男の人と付き合ったことがないし…。

「私も、リーバスのこと好き。でもね、ロビンさんとくっつきすぎだよ!そのことでずっとモヤモヤしてたんだよ!?」

すると、リーバスの目が意地悪な目をした。

「モヤモヤ…?ということは、お前はヤキモチを……」

その刹那、私の体が熱くなる。ヤキモチ…私が…。

心臓がうるさい。

リーバスは私にキスを何度もする。気持ちがバレてしまって恥ずかしい。でも、リーバスに触れられることが嬉しくて…。

「これからは、ロビンとはくっつかないようにする。そう誓おう」

リーバスが私に微笑む。私は赤い顔で頷く。

その様子を、こっそりロビンさんが見ていたことに、私たちは気づかなかった。その体が震えていることも、目に涙を浮かべていることも知らずに……。



同時刻、俺はドリス国の会議場に忍び込んでいた。対策本部が使う会議室。あの頃と何も変わっていない。

この会議場は警備が緩い。戦時中も、戦争が終わってからも変わっちゃいないな。まあ忍び込むこっちとしては楽なんだけど。