俺の恋人曰く、幸せな家庭は優しさと思いやりでできている「上」

その顔が、どこか罪悪感に満ちているように見えるのは何故だろう。

私たちは、疑問に思った。



「うう〜!今日は平和だなぁ。事件が起こってくれるといいんだけど〜」

そう言って机に突っ伏するレムを、俺は力いっぱい叩いた。

「いって!何すんだ!」

顔を上げたレムに、俺は「お前は馬鹿か!!」と言う。

「平和になったらいいと前々から言っていたのはお前だろう!!」

俺が怒鳴ると、レムは「でもよ〜」と両手を頭の後ろで組む。

「事件がないと俺たちはただの給料泥棒って言われるんだぜ?そんなの面倒じゃね?」

「全く、お前という奴は…」

たしかに、俺たちは交番勤務だ。警察署で事件を追う刑事たちとは違い、街のパトロールをしたりするのが仕事。民との距離は近いが、事件に深く介入することはできない。なので、刑事に比べるとゆとりがある。

「そんな言葉、聞き流せばいい。俺たちの仕事を知らないから言えるんだ」

俺はそう言いながら、かばんの中に手を入れる。お昼ご飯を食べるためだ。