俺の恋人曰く、幸せな家庭は優しさと思いやりでできている「上」

「でも、平和に向けてはまだまだこれからなんだろ?」

「ああ、そうだな」

俺もコーヒーを口につける。コーヒーの苦みで体に溜まった疲れが少し和らぐ。

俺は世界平和対策本部の議長だ。重要な決定や会議をまとめるのが務め。

戦争は終わったが、飢えている人や病に苦しむ人、そして戦争で親を亡くした子供たちが大勢いるのは事実だ。この人たちを救うのが、今の世界平和対策本部の役目だ。

「頑張れよ、対策本部の議長!!」

レムが目を細め言う。俺は「もちろんだ!」と大きく頷いた。

「んでさ、相談なんだけど!」

レムの目が怪しく輝き、俺は嫌な予感がして身構える。

「クリスタルさんと今度二人きりで食事でもしたいなぁって思ってさ〜」

ニヤニヤしながらレムは言う。

「いけないに決まってるだろ!!あいつは俺の恋人だ!!」

俺の怒声が交番に響いた。



四日後、ドリス国で世界平和対策本部の会議が開かれることになり、俺とクリスタルは同じ時間に家を出た。

「リーバスっていつもこんな早く家を出てたの?」

隣を歩く恋人に、俺は「お前がいつも遅刻していたんだろう。俺と一緒に住んでいるからには、遅刻はさせないからな」と言う。