俺の恋人曰く、幸せな家庭は優しさと思いやりでできている「上」

きっと、リーバスも会いたい人がいるはず…!そう思い私はまっすぐリーバスを見つめた。

「どうした?そんなに見つめられると恥ずかしのだが…」

そう誤魔化そうとするリーバスに、私は頰を膨らませる。

「もう!リーバスだって、会いたい人がいるんでしょ!?わかるんだからね!」

そう言う私の頭を、リーバスが優しく撫でる。

「ありがとう。お前に心配されると、とても嬉しいんだ」

操り人形としか見られなかった私が、リーバスの役に立てている。嬉しい。

「……何したらいい?」

首を傾げる私に、「そんな顔するな」とリーバスは言った。

「俺は、クリスタルがそばにいてくれるだけで幸せなんだ。……離れないでくれ」

優しい声で言われ、私は泣きそうになる。好きな人に言われる言葉は特別で、本当に大切。リーバスや対策本部の仲間がいれば、存在を無かったことにされた辛い過去も、神様が今ある幸せのために与えてくれた幸せだと思える。

「…うん。ありがとう」

私がそう言うと、リーバスが私の頰を優しく手で包む。何をするかなんてもうわかっていた。

私たちは目を閉じ、顔を近づけてーーー……。