俺の恋人曰く、幸せな家庭は優しさと思いやりでできている「上」

「それは昔の話でしょ?」

ロビンさんは、表情を変えずに言う。

「あんたは今は王女として認められてるじゃない!ここにいる必要、ないでしょ?」

「私は、リーバスのサポートをすることが仕事です!!ここにいる必要があります!」

「あんたはそうでも、リーバスはどうかはわからないでしょ」

ロビンさんは腕を組み、私に勝ち誇ったような笑みを見せる。

「ど、どういう……」

嫌な予感がぐるぐると回る。心臓がさっきとは全く違う鼓動を立てる。体の震えがさらに激しくなった。

「私は、リーバスのことがずっと好きだった。昔も今も変わらない。でも、私は孤児。親がいないから孤児院を出たら働くしかない。お金をたくさん稼がなきゃいけない。だから、軍人となった。でも一日たりともリーバスを忘れたことはなかった」

それなのに、とロビンさんは私を睨みつける。

「リーバスをあんたが奪った!!対策本部を作って、リーバスとの未来を私から奪った!!何もできないくせに!!」

怒鳴りつけられ、私は怖くなる。それでも、前を向かないと…!

「たしかに、私は何も知りませんし、できませんでした。それでも、私は本気でリーバスを愛しています!彼のためなら、地位も名誉も何もかも捨てます!私の一生をかけてリーバスを愛します!」

負けじと言い返した私に、ロビンさんは「そう言っていられるのは、今だけさ」と嗤う。

「リーバスの初めての女は、私なの。キスもそれ以上のことも…ね」