俺の恋人曰く、幸せな家庭は優しさと思いやりでできている「上」

アレックスたちは、俺がそう言うとニヤニヤしながら椅子から立ち上がり、俺の頭を撫で始めた。

「リーバス!!お前、ついに言うのか〜!!」

アレックスが苦しいほど抱きしめてくる。イワンやリーも抱きついてきているので、振り解こうと思っても簡単に振り解けない。

「リーバスくん!僕、全力で応援するよ!」

「婚約指輪は買ったかイ?善は急げだヨ!!」

密室で男三人に抱きしめられているこの図を見たら、クリスタルたちは何と言うだろう。

「ええい、暑苦しい!!お前たちにそんなことを言われるためにわざわざ呼んだのではない!!」

俺がそう怒鳴ると、三人は「ごめんごめん」と笑って離れていく。その顔は変わらずニヤニヤしたままだ。

「で?俺たちに話って…」

アレックスが腕を組みながら俺を見つめる。俺はゆっくり口を開いた。

「……その……お前たちがどのようにプロポーズをしたのかが知りたいんだ……」

そう俺が言うと、三人は「お安い御用!!」とそれぞれどんな風にプロポーズをしたのかを教えてくれた。

人それぞれ、プロポーズの仕方は様々だ。三人も結婚しているが、プロポーズは違う。

「……ありがとう」

話し終えた三人に、俺は頭を下げる。どんなものか話を聞くだけでも、いい参考になるものだ。

「リーバス!!頑張れヨ!!」

「結果、楽しみにしてるよ〜」

「結婚式、招待しろよ!!」

三人に応援され、俺は照れながらも頷いた。

そして、宝石店に初めて行き、指輪を買った。

「気に入ってくれるといいんだが…」

俺は手の中の小さな箱を見つめながら、微笑んだ。