「もしかして彼女?ふうん…だから、シャボン玉?」



「…アイツ、高校三年のくせにシャボン玉が好きなんだよっ」



「ははっ、きっと可愛いんだろうな。会ってみたいな。

悠ちゃん、返事を蛙に書いてあげたら?

マジック買ってくるから〜っ」



「ちょっ…いいって」



葵は最後まで聞かずにフラフラと、スーパーの筆記用具売り場へと消えた。



タバコを一本取り出し、箱の文字を見ながら…



タバコに火を付けた。



アイツ、シャボン玉喜ぶかな?



シャボン玉よりも…告白の答えに喜ぶかな?



考えてたら、アイツに早く会いたくて堪らなくなった。



俺、重症かも?