「もしかして…数学嫌い?」嫌感を全面に出したような顔に聞かずにはいられなかった

「嫌い」即答で答えた彼女の顔はまた、歪んでいる
わかりやすすぎ、
「僕数学得意だから、わからなかったら教えるよ」

「ほんと!?」今度は嬉しさを全面に溢れさせた彼女に、なぜだか胸がドキドキした