菅原くんと過ごす時間がどんどん増えていく。
玲奈は、
『菅原くん、もう確信犯だわ～（笑）』
って笑いながら言ってくる。
『そんなんじゃないってば（笑）』
笑って言い返す。
でも、菅原くんといれば自然と笑顔になれるのは本当。
男子の中で唯一わたしがよく話す人だった。
菅原くんとはなんの抵抗もなく一緒にいられる。
なぜか、今より、もっと前から知っているような、そんな感じがして。
放課後ーーー
『帰ろ～～』
『でたよ、菅原くん（笑）』
『でたよって何だよ（笑）
ぼっちで帰るの? いいの?
かわいそ～～（笑）』
ニヤニヤしながらからかってくる。
『そんなに一緒に帰ってほしいの？
仕方ないなあ～お子ちゃまでちゅからね、菅原くんは（笑）』
わたしは負けじと言い返す。
『わりぃ（笑）
とりあえず帰ろうぜ』
『はいはい～』
“なんでだろう、この感じずっと昔にもーー”
