「彩那は聞きたくないかもだけど聞いて欲しいの」

藍翔の事だよね…

「うちら、昨日藍翔くんが女の子とゲーセンで遊んでたって言ったじゃん」

やっぱり藍翔のことか

「うん…」

「尚が藍翔くんに『誰あの子』って聞いたら『俺の大切な子』って返ってきたんだって、それでいろいろ聞いたんだけど話してくれなかったって。
でも、うちらと、同じくらい大切な子だって」

「やっぱり浮気なのかな…」

大切な子って彩那言われたことないのに

大好きとかも告白の時しか…

「ぶっちゃけ藍翔くんは彩那に言わないだけですっごい嫉妬してると思う。ってかしてる、尚と話すだけでもちょっとイライラしてるからね笑笑」

え?そうなの?

「だから、浮気ではないと思うんだけどな」

でも、前々からしてた約束を断って女の子とゲーセンで遊んでたんでしょ?

そう言う関係じゃなければちゃんと言って欲しい

不安になっちゃうし…

「彩那も藍翔くんがなんか隠してるなって感じてたんでしょ?」

「うん、藍翔ソワソワしてるし、たまに寂しい顔するの」

最近は妙に寂しい顔する時が多くなった

多分藍翔は気付いてないと思うけど…

「やっぱり彩那も気付くよね…藍翔くんの隠してる事と繋がってるのかもね、あの子。だから昨日の出かけてるのもドタキャンだったとか」

「だから、藍翔くんなりに理由があったんだよ。
浮気じゃないかもしれないからね」

「うん、彩那藍翔信じてる、藍翔は裏切らないって」

「そうだよ!彩那!彩那が藍翔くんを信じてあげなきゃ誰が藍翔くんをしんじるの?」

「そうだね笑笑ありがとう加耶」


それから加耶と駅前で服見たりして遊んでから帰った