──そして今に至る。

まだ、私の熱は冷めてないのです。。

さて、時は昼休み。

「そっそそそっっ!!天君!!」

「ん?何?デカ女。」

彼はアタシのことをそう呼ぶようになった。
た、確かに私の方が背高いけど…
でも負けない!!!

「ちょっと、手伝って欲しいことあるんだけど。。。」

「えぇ~…」

あからさまに嫌な顔をする天君。
さすがに傷つくよ。。。(泣

「すっ、すぐに終わるから!!」

そして、彼の学ランを引っ張る。

「!!おい!!」

「いーいーかーらぁぁーーー!!」

「え!?なになに!?歌澄ってば天に告るつもり!?」

巳樹君がひやかす。
不覚にも、真っ赤になってしまうアタシ。

「…アレ?図星?」

「ちッ、ちちちち違うッ!違うって!」

「ほーんーとォォォ???」
ニヤニヤする巳樹君。

…空気読んでよ…!!!

「そ、そそそそそそそそっそ、そんなんじゃないし!!いいからとりあえず来て!!」

「!!オイ!!オレは…」

「いいからっ!!!」
焦りながらも、天君をひと気の無い体育館裏へ連れて行った。

「はぁぁ~~。お前、ちょっとは手加減しろよ。お前の方がでかいんだから歩幅合わねーの分かんだr「すっ…」
口から、こぼれた一言。

「入学した時から、好きだったの!!!」

2年も、閉じ込めてた想い。
やっと、伝えられた。
勇気が…でた。