質問をすると彼はこう答える。

「何でここに現れたのか。は後にして自己紹介な。僕は、死界庁地球課一般死人無念処理係第五班在籍番号35967巡査部長です。」

「大方覚えてないから、やっぱりナルシスト黒君で。ってか巡査部長って階級は警察なんだ。」

「そう。死界庁は生きている人間の世界で警察って所。生死界庁情報交流協定及び捜査情報交流協定に基づいて階級は統一されている。まぁ内務職なんだけど。」

彼は質問すると二倍に成って返ってくる事を学習したが勝手に口が言ってしまう。

「フフ。要は下っ端なんだ。使えるの?」

「うるさい!下っ端なのは使えないんじゃなくて、上が認めてくれないの!」

「まぁいいや。んでナルシスト黒君。何で現れたの?」

「話すからちょっと待って。じゃあ、規則上言わなくてはいけない事を言います。名前は高宮凜々子、死因は海水吸引による窒息死。一般無念類有り。この項に関して誤りは?」

「最後の項に関して分からないけど、合ってるよ。」

「わかった。ここに現れた理由はあんたの無念は晴らしだ。」

「へ?」