揺れが収まった後、教師が走って来た。

「この教室の者で軽症、でもいいが怪我した者はいるか?」

と聞くと数名は手を挙げた。

「わかった。その者は後で私についてこい。」

「さっきの地震で放送器具が壊れてしまった。なので口頭で伝える。よく聞け!この地域全域に大津波警報が発令された。予想の高さは15メートル。なのでこの校舎を離れて高台へと避難する。恐らく混乱が起こる可能性があるため、はぐれた場合を想定し、行先を言っておく。大藤団地緑地公園だ!いいな。避難開始!」

この号令の後怪我した人をつれ先生は歩いて行った。

そして人が一気に流れた。