今回のような特別な日は王宮の庭は解放され、一般人も中に入れることになっていた。
バルコニーから二人で庭を見てみると、所狭しと詰めかけた国民から盛大な歓声と拍手が上がった。
凄まじいその歓声に応えるように手を振ると、さらに歓声が上がる。
アレクシス殿下万歳!!
ティアナ妃おめでとうございます!!
と声が聞こえる。
くいくいっと隣にいるアレクシスの袖を引くと、気づいたアレクシスが此方を見た。
【殿下、私、ずっと動物達に囲まれて一人で生きていくのだと思っていました。
だから、今こうしてたくさんの人に祝福してもらえていることが夢のようです】
手を振るのを止めて言うと両手でアレクシスの手を握り、満面の笑みを向けた。
【私の全てを受け止めてくれて、ありがとうございます。
大好きです】
「俺は、ティアナを愛してるがな」
言われて赤くなっていると、空いていた手を頬に添えられゆっくりと顔が近づいてくる。
「やっと、触れられるーー」
そう囁かれて目を瞑り優しい口付けを受けていると、よりいっそう歓声が上がった。
少しだけ離れると、たくさんの鳥たちが王宮の屋根から一斉に空に羽ばたき舞い上がった。
【おめでとう!幸せになってね!!】
鳥達の声に目を細めていると、再びアレクシスにキスをされた。
これから何があっても、アレクシスとなら必ず乗り越えられる。
鳴り止まない祝福の中、ティアナはそっと目を閉じた。
バルコニーから二人で庭を見てみると、所狭しと詰めかけた国民から盛大な歓声と拍手が上がった。
凄まじいその歓声に応えるように手を振ると、さらに歓声が上がる。
アレクシス殿下万歳!!
ティアナ妃おめでとうございます!!
と声が聞こえる。
くいくいっと隣にいるアレクシスの袖を引くと、気づいたアレクシスが此方を見た。
【殿下、私、ずっと動物達に囲まれて一人で生きていくのだと思っていました。
だから、今こうしてたくさんの人に祝福してもらえていることが夢のようです】
手を振るのを止めて言うと両手でアレクシスの手を握り、満面の笑みを向けた。
【私の全てを受け止めてくれて、ありがとうございます。
大好きです】
「俺は、ティアナを愛してるがな」
言われて赤くなっていると、空いていた手を頬に添えられゆっくりと顔が近づいてくる。
「やっと、触れられるーー」
そう囁かれて目を瞑り優しい口付けを受けていると、よりいっそう歓声が上がった。
少しだけ離れると、たくさんの鳥たちが王宮の屋根から一斉に空に羽ばたき舞い上がった。
【おめでとう!幸せになってね!!】
鳥達の声に目を細めていると、再びアレクシスにキスをされた。
これから何があっても、アレクシスとなら必ず乗り越えられる。
鳴り止まない祝福の中、ティアナはそっと目を閉じた。



