「そういえば、ずっと不思議に思っていたことがあるのだが」
【はい、なんでしょう?】
「ティアナが現れて暫くしてから、執務室を見張るように動物達が入れ替わり見ていたのだが……あれはティアナが?」
【いえ、私は何も……。
ねえ、みんな?アレクシス殿下のことを見ていたの?】
動物達に視線を向けると、動物達は顔を見合わせてそれぞれ鳴き出した。
みんなの言葉を聞き眉を下げると、ティアナはアレクシスに視線を戻して口を開いた。
【殿下が私に相応しい人物かどうかを見極めていた、相応しくない人物ならその時点で悪戯してやろう。と考えていたそうです】
「やはり監視していたのか……」
【ちなみに、ユアン殿下や他の人達もずっと見張っていたそうですよ。
ですが、気付かれたのはアレクシス殿下だけだそうです】
「なるほど……それで、俺は動物達の御眼鏡に適ったのだろうか?」
その言葉に動物達を見ると動物達はグルグル周りだし、やがて大きな丸を作ったのを見て二人顔を見合わせて笑うと一匹の青い鳥がアレクシスの頭に止まった。
あの時、舞踏会の招待状を持ってきてくれた青い鳥だった。
【はい、なんでしょう?】
「ティアナが現れて暫くしてから、執務室を見張るように動物達が入れ替わり見ていたのだが……あれはティアナが?」
【いえ、私は何も……。
ねえ、みんな?アレクシス殿下のことを見ていたの?】
動物達に視線を向けると、動物達は顔を見合わせてそれぞれ鳴き出した。
みんなの言葉を聞き眉を下げると、ティアナはアレクシスに視線を戻して口を開いた。
【殿下が私に相応しい人物かどうかを見極めていた、相応しくない人物ならその時点で悪戯してやろう。と考えていたそうです】
「やはり監視していたのか……」
【ちなみに、ユアン殿下や他の人達もずっと見張っていたそうですよ。
ですが、気付かれたのはアレクシス殿下だけだそうです】
「なるほど……それで、俺は動物達の御眼鏡に適ったのだろうか?」
その言葉に動物達を見ると動物達はグルグル周りだし、やがて大きな丸を作ったのを見て二人顔を見合わせて笑うと一匹の青い鳥がアレクシスの頭に止まった。
あの時、舞踏会の招待状を持ってきてくれた青い鳥だった。



