「…なんだか,風のような人だね。」 「風?」 「うん。風のように現れて,風のように消えたような…そんな感じ?」 莉緒ちゃんが俺を見上げ笑った。 なるほど。風ね。 「あの…橘さん?」 「ん,どしたの?」 「えっと…前,閉めて?」 「前?…あ。」 俺はふと自分の姿を見ると シャツのボタンを全開にしていたことに気付く。 「俺の裸なんていつも見てるじゃない。」 「そ…それとこれとは違うの!」 莉緒ちゃんは頬を赤く染める。