あっ…


「美咲…?」


外が暗くてよく見えないが


なんとなくシルエットでわかる。


「やっぱりツトムだ。もう帰るの?」


「あ,うん。」


美咲は俺のそばに近づき笑った。

…やっぱりちょっと気まずい。


なんでかって?


それは…俺の元彼だから…;


しかも別れかたが悲惨だったから何とも…ね?


「さっき安藤先生怒ってたわよ?
ツトムのことで。」


「げっ!!やっぱり…?」


まいったなぁ〜…明日は土下座だな。


「莉緒さんに会うんでしょ?」


「…へっ??」


「やっぱりね。わかりやすいわね,ほんとに。」


美咲は呆れつつも笑った。