俺はひたすら車を飛ばした。 誰もいない海岸へと…… 「橘さん…」 莉緒ちゃんは俺が車を止めるなり遠慮しながら口を開いた。 その瞬間 俺はその唇を塞いでいた。 突然の出来事に莉緒ちゃんは抵抗してこない。 何度も何度も角度を変えて 柔らかい唇にキスを落とす。 「んっ…」 時折聞こえる甘い吐息が 俺の理性を今にも吹き飛ばしそうだった。 が,しかし。 俺には話さなきゃいけないことがある。 なんとか理性を守り,俺は唇をゆっくり離した。 莉緒ちゃんはトロンとした目で 俺を見る。