1話)それぞれの思考
僕は自分で言っちゃ難だけどでぶ専ストーカー。今まで数々のデブを付け回してきた。でも見つかる度にこの高いルックスでデブを虜にしてきた。今の僕にコンプレックスというものはない。ただ1つ言えるのは僕はデブパラダイスの闇に浸っているだけの事!まぁ、それはいいとして今、僕が狙っているのは…「オハヨウゴザイマス……」只今会社に入ってきた楠日菜子(クスノキひなこ)34歳。彼女はいつも自信なさげだ。友達もいない感じだし、なんてったって男に目をつけられていないから僕にとっては格好の餌食だ。僕は彼女と同い年だが結婚する気はサラサラない。だって僕はでぶ専ストーカーとして一生を添い遂げたいからだ。つまりは遊んで暮らしたいと言う事かな?だから僕は、「日菜子さん!おはようございます😊この書類、多すぎて大変じゃないですか?😊僕が半分やってあげますよ🎵」「えっ。?……いいですよ💦悪いです💦相田さん…」「いいですって〜(笑)あと相田は硬っ苦しいので下の名前で呼んでください🎵樹(いつき)って…」「はい…ありがとうございます。。イツキサン。」「うん😊じゃあ書類半分持ってくね〜ばいば〜い🤚」「…!!あ、あの………!(あぁ、行っちゃった。。)」
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私の名前は楠日菜子(34)皆の前では明るく出来ないけど親や本当に慣れた人には明るいの。でもそんな人どこにも…((相田さん))……ハッ!。違う違う…!絶対に違う…!……でも、この心の温かい感じはなんなのだろうか…相田さん…私…「恋してるかも……」
??「え?!今あんたなんて言った?!恋してるって何だよ?!」日菜子「ま…まま!!!なんでもないから、黙ってよー!💦」ママ「でもあんた恋したんでしょ?(笑)でも、こんなデブにゃ中の下も寄り付かない寄り付かない(笑)」日菜子「う、うるさいなー!ママだってデブのクセに!」ママ「ママはデブだけどもうおばちゃんだし、あんたは晩婚だと思うけどまだ光はあるわぁ(笑)あとね、私にはなぜか私を拾ってくれたウザイ夫がいるからねー(笑)」日菜子「もー!なんなんこいつwムカつくわぁw」ママ「www、悔しいなら今すぐ走ってらっしゃい!アメリカンビックケッツ(笑)」日菜子「へいへーい。」ママ「いつも通り走らねぇなこれ(笑)」
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女「樹くん!付き合ってください!」
樹「ごめん、俺、好きな人いるから。」
女「好きな人?…誰なの?誰にも言わないから!」
樹「女の約束は嘘だと分かってるんで。
強いて言うなら社内にいる
ぽっちゃりしていて
可愛い子だよ。真子さんにはその
魅力はないね。」
真子「そうなんだ…なんか、ごめんね。。」
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会社の昼休み、仲のいいグループがたむろして何かコソコソと話してる。
女4人「えー!?真子が振られたのー
!?」
真子「うん、、それで好きな人がいて
社内にいるぽっちゃり系の女の子
だって。」
女1「もしや……」(日菜子を地味に睨む)
女3人「まさかの…」
女4「日菜子ちゃ〜ん!こっち向いて〜!」
日菜子が真子含む女5人集の方を向く
女1「ぷっ」
女2「ははっw」
真子以外「ぎゃははははは!!!」
女3「なわけないよね!!!真子ーwww」
真子「……日菜子ちゃん可哀想。」
女3「えっ?」
日菜子が立って御手洗に向かう
真子「待って!日菜子ちゃん!私もトイレ ー!」
―御手洗―

真子「日菜子ちゃん!さっきはごめんね💦あの子達、全然悪気はないの💦」
日菜子「んーん、真子さんこそ傷付いたばかりなんだから私に気を使わなくて大丈夫よ☺️ありがとう。真子さん。。」
(2人はトイレから出る)
樹「おっ!日菜子と真子!珍しいなあ!てかご飯食べ終わるの早くね?(笑)」
日菜子「アッ……」
真子「私少食で…(笑)日菜子ちゃんの今日のお弁当すごかったよね!」
樹「なになに?!何を食べたの?!✨日菜子ちゃん!」
日菜子「や、焼肉弁当…デス。」
樹「おー!凄いじゃん!!よく食べる子、僕は好きだよ✨」
日菜子「ァ、ありがとうございます…。」
真子「あははは!日菜子ちゃんおもしろーい!大好き!」
樹「あははは(ˊᗜˋ)あ!そう言えば日菜子ちゃん!書類半分全部終わらしたから返しとくね🎵」真子「…」(樹から日菜子に渡す動作を見つめる)
日菜子「ありがとうございます…!!」
樹「あははは(ˊᗜˋ)日菜子ちゃんさっきからありがとうしか言ってないような?wwwあっ!もうこんな時間だ!じゃーねぇ!日菜子ちゃん真子ちゃん!」

―帰宅―(真子編)

悔しい。悔しくてたまらない……。
たかがあのデブに樹が優しいだけなのに、、、悔しさのあまり吐き出してしまいそうだ……。なんで21歳の私に優しくせず、
あの34のババアに優しいの!?ババアは
もうあんな書類なんて簡単に出来るに決まってるだろ!!なんで21のモテる私の方が分からないことだらけで需要もあるのに優しくしてくれないの?!しかもなんで名前を呼ぶ時なんで全部日菜子の方から呼ぶの!?やっぱりあのデブと樹には何かがある。。。あのデブには優しくしとかないとダメだな。
「……クソッ……」真子はテーブルを叩いて叫ぶ。

―帰宅―樹編
今日の収穫は、ほぼ0に近い……。日菜子の好感度を上げる為にはあの如月(きさらぎ)真子が邪魔だ……。あいつはまだ俺の事を思っている……。いっその事殺…………いや、、、待てよ。あいつを利用出来るかもしれないな。
少し様子を見るとしよう。。。

―帰宅―日菜子編
日菜子「お母さんただいま〜!今日はね!樹くんと真子ちゃんが話しかけてきてくれたのー!🎵すっごい嬉しかった!今日は一日楽しかったよー!今日の夜ご飯何ー?」……………………シーン………………………………


「?…………ママ…………?」
茶の間のドアを開ける。
日菜子は目を見開いた。
そこには倒れた母がいた。
「ま、ママ!!きゅ、、、救急車!!
どうしよう!!?死んでたら……」

ピーポーピーポー……

―病院―
日菜子「先生、母の病名は!?」

医者「白血病の末期ですあともって3ヶ月…」
「血病の末期ですあともって3ヶ」
「の末期ですあともって3」
「末期です」
末期

:
耳から離れず木霊した。