「あー、少しわかる、あたしもやられたし」
「じゃあ、牽制しとくよ、栞マネと付き合ってるから栞ちゃんにも手を出さないでね、あと栞ちゃんのこと美人とか言ってたら彼氏いるって言ってくれよな」
「淳基ー、いつの間に」
「この間からだよ」
「いいの?栞マネ、真面目だよ、こいつ」
「元カレが浮気したから真面目でいいの(笑)」
「栞ちゃんも真面目だよ、サッカーのメニューまだ足りないって考えてるからな」
「鬼マネージャーだ(笑)」
「もうみんなを鍛えたくて仕方がないんだよねー」
「ジュースある?」
琴菜は席立って冷蔵庫に取りに行く。
「俺がするよ、琴菜は座ってていいから」
「何?いつもしてるじゃん」
「だってサンタの格好はやばいって、歩くとお尻目立つし胸もでかく見えるし」
チュッ、冷蔵庫の前でキスする。
「まだ駄目よ」
「頼むからかがむなよ」
「わかったから」
席に戻る。
栞が持ってきたゲームで部員のパーティーは盛り上がった。
みんなが帰って片付けようとすると俊は抱きついてきた。
「片付けてからゆっくりしようよー」
「我慢できない」
琴菜に後ろからキスの嵐をあびせていく。
「あっ」
もう止めれない、琴菜は思った。
一方淳基と栞は栞の家に向かっていた。
「サンタさん可愛かったけどスカートはいて欲しかったな」
「そう?琴菜ちゃんに似合いそうと思って、あたしは可愛い系は似合わないかな」
「そんなことないよ、スカートはいて、ツインテールとか似合うと思う」
言った本人は真っ赤になっていた。
「自分で言って照れないでよ、こっちまで照れるじゃん」
「ごめん」
「最後の28日の練習のあとにどこか行こうか?」
「うん、デート?」
「そう、行きたいとこある?」
「スケート」
「滑れるの?」
「わかんない、行ったことない」
「じゃあどこか探しとくね」
「うん、ありがと送ってくれて、また明日ね」
「あっ、待って」
淳基はバックからプレゼントを出す
「えっ、何?」
「勉強頑張ったからご褒美、クリスマスに渡そうか迷ったんだけど宿題終わってからのほうがいいかなと、受け取って」
「あたし、でも何も用意してないよ」
「いいよ俺があげたいと思ったんだから」
「開けていい?」
「うん、気に入るかどうかわかんないけど」
腕時計だった。
「ありがとう、嬉しい」
「実はペアウォッチなんだ」
自分の腕を見せる。
栞は淳基に抱きついた、栞のほうから淳基にキスをする。
「もう、栞ちゃんはいつもびっくりする(笑)」



