好きだと言ってくれるのに…ヤキモチ妬いちゃう


「親が仲はいいのに離婚て子供はどう思った?あたしのとこはよくケンカしてたから納得だったけど」

「うーん小学校6年の時だったけど母さんは仕事始めてから生き生きし始めたし、まあそれもありかなって」

「冷静だね」

「父さんがあまり家にいない人だから片親みたいなものだったから家のことも自然にするようになったし、言い方悪いけど勉強も集中できて環境的にはよかった、妹が邪魔っていうのでもないけど」

「ふーんそっか」

「出ようか」

「うん」

二人は買い物に行く。

「昨日用事あるっていってたじゃない?塾とか……もしかして行ってる?」

「あー、昨日は塾だった」

「言ってね、あたし、突っぱしるとこあるから」

「一応今は土曜の夜に塾に行ってる、用事があったら振替できるしそんな一杯一杯でもないよ、買い物だったから今日でもいいかなと思って昨日は断ったけど」

「全然、あたしは暇だから大丈夫!」



店に入る。

「わー、たくさんある、テンション上がるね」

「俺は別の物見てていい?一時間後にここで、用事あったら連絡して」

「うん、わかった」

二人は別行動でそれぞれ買い物した。

一時間後……

「何か面白いものあった?」

「うん少し買ったよ、パーティーグッズ」

「じゃあ出ようか、夕食食べて帰る?」

「いいの?」

「うん」

二人は淳基の家へ

「作るから適当に座ってて」

「えー、見たい」

「恥ずかしいよ」

「三人分てことはお父さん今日帰ってくるの?」

「うん、10時くらいらしい、軽く食べれるものをって思って」

「優しいね……ねえ、進路のこととか考えてるの?」

「一応国立大行って教育の方を目指してるよ」

「えらいね、あたしなんて今回の期末テスト赤点とっちゃった」

「えっ、なんでわからなかったら聞かないの、教えてあげたのに」

「できるかなーって思ったし、中間はなんとか回避してたから」

「回避って危なかったってことだろ?」

「まあギリギリ」

「冬休み補習呼ばれなかった?」

「うん、転校してきたから最初は免除してくれた、年明けは赤点とったら補習らしい」

「部活出れなくなるから赤点はやめようよ、冬休み俺が教えるから」

「あっ、ありがとう」

「数学はあと一問できてたら……」

「数学はって他の教科も?」

「英語」

「明日から部活おわったら勉強ね」

「どこで?」

「図書館は閉まるから栞マネの家で、俺んちにしたらまた帰らないといけないから効率悪いだろ?」

「うち?」

「座れたらいいよ」

「なんか読まれてる?」

「別に……」