「ちょっと待ってよ!!
黒崎君は彼女の言うことを信じて
私のことは信じないの!?」
うわぁ、なんかちょーヒステリックになってる。
「当然ですよ。
だってさっきからあなた、キョロキョロしすぎ
ですよ??
動揺してるとしか考えられませんから。」
健も健でズバズバ言うよなぁ。
健を敵に回すのはやっぱり怖い!!
さすが俺様…。
「ひ、ひどい!!
私だって黒崎君と話がしたいのに
どぉしてこんなに違うのよ!?」
そぉいって先輩は泣き崩れてしまった。
「なら、どぉして俺に言いに来ないんですか??
こういうふうにセコイ手を使う人は俺、
一番嫌いなんですよ。」
ビクッ!!
まただ。
健の雰囲気が一気に変わる…。
「ご、ごめんなさい。」
「健、もぉぃぃよ。
謝ってもらえれば私はぃぃから。」
「分かったよ。
では、先輩これ以上変なことはしないで
くださいね。」
うなずいて、先輩は帰って行った。
