『あ、麻希ちゃんゴメン!
忘れ物しちゃったみたい…』
私は部活終わりに荷物を片付けていて気が付いた事を麻希ちゃんに言う。
『もうっ!何やってるのよー』
と、おどけたように麻希ちゃんは言う。
『アハハ…返すお言葉もゴザイマセン…』
私は下を向きながらそう言う。
『行ってきな。下駄箱のとこで待ってるから』
一緒に帰る予定だった麻希ちゃんは待ってくれるみたいだった。
『うん、ありがとう!』
私は麻希ちゃんのお言葉に甘えて、教室に取りに行く事にした。