【続】碧くんしか見てないよ



昨日はよく眠れなかった。


寝不足だと言うのに、わたしは“気になる”衝動がおさえられず……学校へと、出向いてしまった。


来たらだめって言われたら、余計に来たくなるんだよ、碧くん。


時刻は11時。


練習試合はすでに始まっていた。


どうしよう、いったいどこで碧くんを観察しようか。


あの渡り廊下からだとサッカー部から見えるみたいだし……。


こそこそとまわりを気にしながらグラウンドの手前を歩く。


サッカー部から見えないような場所を見つけて、わたしはそこで碧くんを観察することにした。


「………っ………」


かっ………………こいい。


碧くんがキラキラと走っている。


わたしの瞳には、ほんとうにキラキラして映るの。


碧くんしか、見えなくなるの。