顔をあげると、そこに立っていたのは碧くんのサッカー部の先輩である、赤松先輩だった。
「か、彼女じゃないです………!!」
あわてて訂正する。
勘違いされて、碧くんに迷惑かけたくない。
「え、そーなんだ?てっきりもう付き合ってるのかと思ったよ。まあ時間の問題だろー?」
「いやいや……!わたしは……そりゃ付き合いたいですけど……碧くんはそうじゃないみたいなので…」
すっかり自信をなくしてしまったわたしはボソボソと答える。
それに赤松先輩とは初対面なのに気軽に話しかけてきたことに少しおどろいた。
「え、なんで?」
「明日の練習試合、行っていいか尋ねたら、断られてしまって…」
あんなはっきり言われるだなんて。
よっぽど迷惑だったんだ……。



