「南野高のやつら………他校に練習試合行ったとき、好みの女子がいたら話しかけるんだよ。
紺野さんは、絶対声かけられるから………だから、来てほしくなかったんだ」
耳元で話され、すこしくすぐったい。
だけど、碧くんの言葉は………それ以上に、わたしの胸をくすぐった。
「俺の勝手な独占欲で………不安にさせてごめん。
俺………紺野さんが好きだよ。
俺と付き合ってほしい」
伝えるの遅くなってごめんね。
碧くんはそう言って………わたしを抱き締める力を強くした。
全身で好きだよって言われているみたいで………心ごとぎゅっとつかまれた気がした。
「はい、よろこんで………」
碧くんの背中に腕をまわし、その胸にぎゅうっと抱きついた。
大好き。
ありったけの気持ちを込めて。
碧くんと両思いになれたなんて………夢みたい。



