私、イケメン過ぎるドラキュラに一目惚れしました!

私、また噛まれたりしないよね?


そのイケメンは顔色一つ変えずに私のマンションの部屋に入ってきて、部屋の電気をつけたその瞬間、すかさずサングラスをかけた。


そ、それどっから出したの~?!


『ま、まあ、どうぞ座って』


私は、見た目人間のイケメンドラキュラに戸惑いながらも、一応、お客様としてお茶を出した。


『すみません。これは飲めません。僕は女性の生き血か、トマトジュースしか飲めないので』


生き血かトマトジュースって?!


差が激し過ぎる!!


もう、本当に驚くことばっかりだよ。


『あなた、トマトジュース飲めるの?』


『はい、訓練しました…というか、かなりの特訓でした。むやみに噛んで人間さんに迷惑をかけてはならないので』


嘘~


人間に気をつかい過ぎ~!


あなたはドラキュラ、怪物なんでしょ?