私、イケメン過ぎるドラキュラに一目惚れしました!

酔いも冷め、少しは冷静に考えられるようになったかも。


『はい、嘘ではないです。本当にドラキュラです』


相変わらず、表情を変えずに話す。


いろいろ話してるうちに、私はこの人がドラキュラであることを疑わなくなって、おまけにさよならするのが寂しくなってた。


『あの…もし良かったら家に来る?』


私、何言っちゃってるの~?!


大胆過ぎる、めちゃくちゃ恥ずかしいよ。


『…はい、行きます』


って、え~!!


そ、即答。


『そ、そう、来るのね。じゃあこっち』


私、なんで家に招待しちゃったの~?!


本当に着いて来てるよ。


もし、どうしようもない悪い人だったらどうする?


戸惑いながらも、私はドラキュラと2人並んでゆっくり歩きながら家に向かった。


どうしよう…


この人がドラキュラだったとして、2人でいても大丈夫なの?