ーーーーーーーー

聖楓高校の校舎に入ると、
夏休みを利用して部活動に励む野球部や、補講に向かう生徒達がいて何気に人が多い。

「許可は得ているが…校長室に挨拶してからだな。」

「屋上に出る許可が必要です。バスケ部は体育館ですかね?」

難波さんとミニ会議をしたが、
ツルッと綺麗に禿げた優しげな校長先生は割とアッサリ了承してくれて、屋上の鍵まで渡してくれた。

「我が校に傷は付くのは嫌だが、
自殺した徳本 咲音さんは優秀な生徒だった。
自由に捜査してくれて構わんが、くれぐれも穏便に頼むよ。」

とゆう事で、俺達はまず、屋上へと向かった。