「これにもし、木崎絵梨奈と被害者の指紋が付いてれば……彼女が犯人の証拠だ。」

「鑑識に回すね。でも、この事件CSSの君達に任せてもいいかな?青山くんも休日は今日までと聞いた。」

縄を受け取った本田刑事は大事にカバンにしまった。

「分かりました。明日、聖楓高校に行ってみようと思ってます。先月の自殺の件も、青山に特性での観点で再捜査してもらうつもりです。」

「うん、頼んだよ難波くん。」

本田刑事はチラと烏丸を見た。

「烏丸くん、CSSにヤキモチはダメだよ?」

「なっ!?俺何も言うてませんやん!!」

「えーだって、いつも青山くんに仕事奪われたーとか嘆いてるから。」

「難波さんの前で言わんといてください!」

こうして俺の知らない所で、
この事件は次のステージへと移ろうとしていた…。

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