「祐介くんて喧嘩しながらも安田祐子を愛してたのよ…さすがに可哀想だから次は、絵梨奈ちゃんに動いてもらう事にしたの。」

あの海での安田祐子の事件は、
やはり木崎絵梨奈が関係していた。

"絵梨奈!!助けて!!"

あの時の真相は、最初は本当に事故だった。

防波堤の上を綱渡りするようにはしゃいでいた祐子と絵梨奈。

だが足を滑らせた祐子は海に落ちてしまったのだ。

"祐子!これに捕まって!!"

縄を海に放り投げた絵梨奈は、何とか裕子を引き上げた。
裕子は防波堤に両手をかけるまでに至ったが、
縄を回収した絵梨奈はその時神田先生と遭遇した。

"絵梨奈ちゃん、"縄を見つからない場所に置いてきなさい。"

神田先生の"魔性"に操られた絵梨奈は、
去ってしまい残された祐子は助けを求めた。