夏樹が居る病院に到着―
菜々と夏樹がいる病室へと走って向かった。
夏樹のお母さんが私たちを待ってたかのように、ペコって頭下げた。
まさかと…思って
慌てて病室に入った。
菜々「な、夏樹!」
慶介「夏樹…。」
私達の目の前には、意識のない夏樹の姿があった。
夏樹のお母さん「慶介くん、菜々ちゃん来てくれてありがとうね。夏樹はずっと2人の名前呼んでいたのよ。【助けて】って言ってたみたいよ。」
菜々・慶介「…(涙)」
2人はその場に泣き崩れた…。
夏樹「慶介…。菜々…。」
夏樹のお母さん「夏樹?!」
俺たちは、夏樹の手を握った。
菜々「そうだよ。夏樹私たちよ。」
慶介「夏樹…(涙)」
ゆっくりと夏樹の目があいた。
夏樹「菜々と慶介だ(涙)」
菜々「怖かったの?」
慶介「怖かっただろ。」