今日は土曜日……

お母さんもいない事だし久々に買い物でも行くか。

あ、春誘おかな。

春っていうのは、殺し屋の仲間

プルルル!プルルル!

春「もしもし、どうした」

『今から買い物行くんだけど行かない?ずっと殺しばっかりしてたら飽きるだろ』

春「分かったけど、女達がうるさくなるからカップルって設定でやるぞ」

『分かった。』

ピッ!!

カップルか……

そうなれば、私はクローゼットを開き、白のTシャツに黒のジーパンを履き、髪を巻き、メイクをして、外に出た。

春「お前その格好寒いだろ、これ着とけ」

そう言って着ていたGジャンを私の肩にかけた

『ありがとう、じゃあ行こうか。』

そう言って手を繋いで歩いた

人いっぱいだな……

『最初どこから行く』

春「適当に歩いてみようぜ、始めてくるからどこに何があるかわかんないし」

歩いていると、目の前から神龍の奴らが歩いてきた。

春「あいつら神龍だろ?」

『最悪……私あいつらに姫にならないって誘われてんだけど、』

夢「あ!桜ちゃんがいるよ!」

樹「こんにちは、桜さんこちらの男性は」

『コソ)演技してよ……』

春「初めまして桜の彼氏の春です。どうぞよろしく」

ゆり「彼氏さんなんですね!」

春「はい、あなた達は神龍ですよねよく耳にしています。すみませんデートで来ているのでこれで失礼します。」

春「おいあの総長めちゃ殺気立ってるぞ。」

『ほっとけ……』

それから私たちは服やアクセサリーを買った。

春「腹減ったな飯でも食うか。」

『だね』

私達は近くにあったお店に入った。

ご飯を頼み食べていると、

プルルル!プルルル!

『もしもし』

ボス「仕事があるぞ」

『どんな〜?』

ボス「最近できたモールに世界No.4の組長が買い物に来てる、護衛も一緒だ、全員殺せ」

『了解〜』

春「ボスからか?」

『うん、No.4の組長と護衛が一緒にいるから殺せって』

春「そいつらならさっき出ていったぞ?」

『追いかけよ。』

私達は、組長を追いかけて、モールの外に出た。

組長「お前達誰だ、」

『殺し屋のblackwingって言ったら分かるかな?』

春「それと死神って言ったら」

組長「blackwing?!死神?!殺せ!」

バン!バン!

「何人目?」

春「10人」

『えぇ〜!私9人!』

負けない、私は目の前の敵をどんどん倒した。

『あぁ〜床血だらけ』

春「ここにいたらまずいし帰るか。」

私達は少し走り、殺した場所から離れて、曲がり角を曲がった時に最悪なヤツらに遭遇した。

蓮「桜?血が……」

『げっ……』

春「コソ)どうすんだよ!」

『私に言われても、さようなら』

そう言って私達は、走って逃げた。

春「おい、死体見つかんねぇよな?」

『たぶん、大丈夫だと思うけど』

春「大丈夫か、って後ろから付けてきてんだけど」

『知ってる……』

春「あ、俺こっちだから、また仕事でな」

『あぁ』

春「溜め込むなよ。じゃあな」

さてと……私も帰るか。

『あの〜付けないでくれます?ストーカーですよ』

蓮「その服についてる血はなんだ?」

あれ?そう言えば気配は一つだけ……1人か?

『あなた1人なんだね?他の人は?』

蓮「ゆりを送りに行った」

『へぇ〜1人の姫に頑丈にガードするんですね。』

『この血は教えません』

『話はそれだけですか?』

蓮「1度、倉庫に来てくれないか?話がしたい。」

『今なんですか?』

蓮「あぁ、」

『はぁ……分かりました。』

私達は歩いて倉庫に来た。

ガチャ!!

ゆり「あ!桜さん!」

蓮「座れ……」

『すぐに帰るから、立ってる。』

蓮「まぁいい、まずその血はなんだ」

『殴られたから殴り返した時に着いた。』

すると後ろからドアが開き、下っ端くんがおやつを持ってきた。

その時ドアの横にいた私の頬に、包丁が当たって血が出た。

下っ端「す、すいません!大丈夫ですか?!」

『大丈夫、痛くないから』

樹「私が手当しますから、大丈夫ですよ」

『手当はしなくていい、痛みは全く感じない。』

ゆり「凄いですね!痛みを感じないって!それに目も綺麗」

!!!辞めてくれ目の話はするな。

『ごめんなさい、目の話はしないでこの目大っ嫌いだから』

ゆり「そうなんですか?でも凄い綺麗なのに」

ゆり「宝石みたい」

!!!

(桜ちゃんの目は宝石みたいだね)

(僕だけの宝石だよ)

『やめて、……触らないで』

蓮「大丈夫か?桜」

『その名前を呼ぶな!!はぁはぁ……』

夜「おいおい……こいつやばいぞほかの世界に行ってるぞ。」

やばい……電話

プルルル!プルルル!

春「もしもし?」

『は、春……春助けて……』

春「おま、どこにいる!?」

『神龍の倉庫……』

春「3分で行く!待ってろ!」

ピッ!!

『はぁはぁはぁ……』

夢「桜ちゃん?大丈夫?」

『呼ぶな!!私の名前!その桜っていう名前を!』

昔のことを思い出して無意識に殺気が出てる。

全「この殺気はなんだよ……」

バタン!!

春「おい!おい!桜!」

『桜はやめろ……呼ぶな!!』

春「チッ、おい!今から言う言葉は誰にも言うなよ!」

全「あぁ(はい)」

春「blackwing!!」

全「!!!!!」

『はぁはぁ…は、春……ごめん大丈夫……』

春「おう、帰るか?」

『家には行きたくない……』

春「俺の家にこい、ちょっと外で待っててくれ。」

『分かった。』

バタン!!

桜side end